映画芸術 1971年( 昭和46年 )2月号 NO.280 全面特集 三島由紀夫
最後の対談(10月21日)三島由紀夫×石堂淑朗「戦争映画とやくざ映画」
対:石堂淑朗 司会:小川徹 実施:前年10月21日(有楽町)

映画芸術 280号 昭和46年2月号三島 「何よりも池部良が良かった。このごろの池部はすごくよくなってきていますね・・・他人のためにやっていることを、自分のこととしている。。自分の中に消えていく小さな火をそっと大切にしているような、あの淋しさと暗さが、何ともいえない。わかっている。... なんと言うか、自分の中に消えていく小さな火をそっと大切にしているような、あの淋しさと暗さが何ともいえない。わかっているという感じだ。タンスにしまっておいた短刀出して、封印を指でブスリと切るところもすばらしかった」編集部 「あそこは質屋から間に合わせにもってきたドスと対照的だったけれど、なんか健さんのほうが良かった」三島 「あなたは武士じゃないんだ」(中略)三島 「うーん、ぼくはホモ的要素があるのかな、ホモじゃあないと思うけれど。最後に池部と高倉が目と目を見交わして、何の言葉もなく、行くところなどをみると、胸がしめつけられてくる。キューッとなってくるんだ。日本文化の伝統をつたえるのは今ややくざ映画しかない」石堂 「(略)礼儀作法をよく守る奴がけっきょく人殺しをやる、これが泣かせるんですね」(中略)三島「ヤクザ映画ってのは、あのラストの道行きだけあればいいんだよ。あとはいらない」石堂「(略)」ようするに同じパターンのくりかえしで、擬似神話の魅力ですね」 (中略) 三島「藤純子がすごくよかったな。なよなよしていてネ。安気で、芸者の着物を着てヌゥーと出てくると、すごくエロティックだったな・・・・彼女はこちらの感情で見られる数少ない女優ですね。なんでいいのかな・・・・山本富士子は床の間の飾り花のようにどっかとしているけれど。藤純子は一輪ざしの花でいつもゆれゆれとゆれているような。あの女優さんがくるりとこちらを振り向いた時の表情、目の動き、それだけでいいんだね。」

戦争映画とヤクザ映画

目录
PS:经典台词:
秀次郎「重さん、このケリは俺に付けさせておくんなさい。堅気のオメェさんを行かせるわけにゃいかねエ」 風間「秀次郎さん あれから十五年。見ておくんなさい。ご恩返しの花道なんです」 (そして、間をおいて、) 風間「ご一緒ねがいます」