小ロットのステッカー制作を行う場合は、個人で制作する場合と業者に発注する場合とがありますが、作業に必要な機材やかける手間などを考えると業者に発注するほうが早くて確実です。
まずステッカーを作成するにはステッカー印刷に適合したプリンタや綺麗かつ正確にカットする用具一式、ステッカーを保護するフィルム、タック紙と呼ばれるステッカーの元となる紙が必要になります。それからデザインのデータを印刷するのですが、テスト印刷を何度か行って納得の行く仕上がりにするためにインクと用紙の代金がかかります。印刷が終わって保護フィルムを貼るときにも印刷面と保護フィルムの間にホコリが入らないように気をつけ、気泡が入らないように丁寧に空気を押し出しながら張り合わせます。カットの段階に移ってもイメージ通りカットを行うには最新の注意を払わなければなりません。この工程のうちどれか一つでも失敗するとまた印刷からやり直しになります。
しかし、これを業者に発注する場合になると、デザインデータを入稿して入金するだけで簡単にお手元にオリジナルステッカーが届きます。ステッカー制作のために機材を揃えたりテスト印刷を行うよりもずっと安く済みます。最近では1枚から受け付けている印刷業者や最短では翌営業日に発送を行う会社も出てきましたので有効に活用しましょう。
見本としての発注
また、オリジナルステッカー制作で大量に発注する場合でも予め小ロットで制作してみて、納得がいくようだったら本格的に発注するという方法もあります。ディスプレイでデザインしたデータと実際に印刷してみた場合とでは見え方が多少違ってくる場合もありますし、同じデザインでもステッカーの材質によって質感が変わりますので見本を何種類か制作してみて気に入ったものを本格的に発注すると良いでしょう。
少ない枚数しか使用しない場合
あと小ロットでステッカー制作を行う場合として、社用車に貼る場合や入り口に看板代わりに貼る場合など何枚も必要ないけど出来上がりの綺麗なステッカーがほしいという場合が考えられます。予めデザインデータを保存しておき、必要になったときに発注をかければ時間をかけずに新しいステッカーが納品されます。
印刷会社によっては今まで使用したデータが保管してあり、刷り増し注文という形で新規の注文より安くしてくれる場合もあります。これは個人でも利用できますので自家用車のデコレーションにも応用できます。